団塊の世代とマンガ

団塊の世代は昭和40年代には、10代後半から20代へ年齢を重ねていく。

子供のころ、漫画を読みながら育ってきた団塊の世代は、大学生や社会人となっても漫画読み続けた。出版社もそれに対応して、少年誌の中身を青年向けに充実させた。かくして、「右手に朝日ジャーナル」「左手に少年マガジン」といわれる時代が到来した。自然な流れとして、青少年や青年向け漫画誌が誕生する。昭和42年創刊の「漫画アクション」(双葉社)、昭和43年創刊の「ビッグコミック」(小学館)、昭和45年創刊の「リードコミック」などである。こうした漫画誌白土三平、さいとうたかお手塚治虫

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らが注目を集め、リアルな演出手法が注目されて、「劇画コミック」がブームとなる。そして一つの文化として成熟を遂げていく。